​FY2019 H1-Bビザ – 労働条件(LCA)の変更について

​こんにちは、H1-Bビザでニューヨークに移住してきましたよろにくです。

気づけば4月ももう終わりですね!ニューヨークも長くて寒い冬が終わって、やっと春の陽気がやってきました!

5月に入ると、いよいよFY2019のH1-Bビザ抽選結果が出てくるシーズンです。

応募中のみなさんはドキドキだと思いますが、通過できると信じて待ちましょう!

このブログは、アメリカ駐在とUSCPA取得ときっかけに、アメリカ移住を目指した元サラリーマンが、自分の経験をもとにこれから同じような夢を追う人たちの応援をするブログです!

それでは今日もいってみましょー!

スポンサーリンク
レクタングル大
スポンサーリンク

労働条件(LCA)とは?

H1-Bビザのプロセスの中で、LCA (Labor Condition Application) というものを提出し、移民局から承認を受けます。

通常は弁護士さんに手続きを依頼する中で作成していただくものなので、申請者であるみなさんが特別気にするものではないと思います。

このLCAには、スポンサーである雇用者情報、どこの住所が勤務地となるか、といった、申請者の労働条件について記載されています。

つまり、移民局に対して、「よろにくさんは、○○銀行ニューヨーク支店の勤務です」と登録されることになります。

勤務地を登録する意味

なぜわざわざ勤務地を登録するのでしょうか?

よろにくのイメージですが、これは不法移民を生まないための管理の一環だとよろにくは思っています。

ニューヨークで働き始めたものの、気づいたら西海岸、中西部に移り住んでおり、ビザが切れる頃には行方不明で不法移民になってしまう、ということを防ぎたいのかなと思います。

これまでの制度でも、勤務地を登録すると、そのエリアを含むMSA (Metropolitan Statistical Area) の範囲では労働することが許可されています。

例えば、マンハッタンで登録している人のMSAは、ニューヨーク州とニュージャージー州のニューヨーク近辺エリア、そしてコネチカット州の一部と設定されています。

このMSAの中であれば、特に申請をすることなく勤務地を移動することができます。

MSAの外で働くときは?

MSAの外で働くときは、場合によっては申請を出して、LCAの勤務地情報を更新しないといけない場合があります。

それは、1年間で通算30日以上MSA外の勤務地での勤務がある場合です。

例えば、転勤で他の支店に異動になる場合はこのLCA変更が必要です。

出張の場合はどうでしょうか?

MSA外への出張については、年間30日の範囲内であれば、これまでは特に何もしなくて大丈夫でした。

今回の変更でどうなるのか?

影響があるのは、主に出張などでMSA外に出るときです。

これまでは、年間30日以下の場合は特に申請は必要ありませんでしたが、今回の変更で、MSA外で勤務する場合は期間の関係なくMSA外での勤務を事前に届け出て、LCAの修正が必要かどうか行政に判断を求める」という内容となりました。

つまり、日帰り出張でも毎回事前に届け出をしておかないと、法令違反になってしまいます。

ただでさえ手続きに時間がかかり、ミスも多いアメリカですので、この変更はH1-Bビザ就労者にとって大きな足かせになる可能性があるとよろにくは思っています。

日系企業の反応は?

アメリカの会社では一般的に総合職での採用はせず、職種別採用なのでめったに転勤や異動が起こることはありません。

しかし、営業職で現地採用を目指す場合などは、全米各地を飛び回って仕事をする方もたくさんいらっしゃいますので、ビザのせいで仕事に影響が出ることが想定されます。

自分が悪いわけではないので仕方がないのですが、採用する側からすると、やはり制限がつく人をわざわざそのポジションで採用することに奥手になってしまう可能性はあるのかなと思います。

よろにくの憶測なので、もちろん優秀な方は採用したい!と多くの企業が思っていると思いますが、同じ条件でH1-Bビザの方が選ばれにくくなる要因にはなるのではないでしょうか

手続きをしなかった場合のペナルティ

きちんと理解せずに、「たった1日くらいいいじゃん」と無視した場合、もちろんそのままやり過ごすこともできると思います。

でも、違反が見つかった場合には以下のようなペナルティがあります。

  • 本人のH1-Bビザ失効
  • スポンサー会社のH1-B発行権利喪失
  • 将来のグリーンカードなど他のビザステータス獲得への悪影響

手続きはめんどくさいですが、せっかく苦労して手に入れた就労権ですので、このあたりはしっかり押さえておきたいところです!

よろにくも素人目線で調べてシェアしていますので、もしかしたら間違っている情報もあるかもしれません。

もしお気付きの点がありましたらコメントにて教えていただけますととても嬉しいです!

このブログを見に来てくださった方が、手軽に正しい情報を受け取れたら良いなと思います(^^)

今日もありがとうございました!

スポンサーリンク
レクタングル大

Share it!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Follow me!

スポンサーリンク
レクタングル大