<よろにく会>LGBTとして幸せな家庭を築くための海外移住

こんにちは、日本の美味しいご飯を懐かしんでいるよろにくです!

日本もまだまだ暑そうですが、ニューヨークの夏も34度と焼けるような日差しが続いています。

夏好きのよろにくとしては、この季節がずっと続いてほしいなあと切に願うところですが、きっと来月には秋の涼しさがやってきてしまうのかなと思うと、最後の夏を噛み締めて楽しみたいところです!

このブログは、よろにくが自分の経験としてやってきたことや調べたこと、考え方などをご紹介しています!

このブログを読んでくださる方にとって、新しい決断や興味を持つきっかけになればいいなと思いながら日々配信しています!

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よろにく会 その2!

今回日本に一時帰国するにあたり、こんな零細ブログですが読んでくださっている方がいるのならば、直接お会いしてみたいなーと思ってよろにく会を企画してみました。

<ゆる募>東京近郊でよろにく会したい人

帰る直前にポストしたこともあり、「すでにお寿司」かな〜なんて思っていましたが、意外にも何人かからお問い合わせを頂き、うちお二人と実際にお会いすることになりました!

そのうち今日は、なつきさんとお会いして伺った話をシェアしたいと思います!

なつきさんはどんな人?

  • 現在都内の日系企業で広報として勤務
  • LGBTとして、法的に結婚して家庭を築きたい
  • 法的に結婚のできる国へ移住を希望
  • 移住手段としてUSCPAの取得を検討中

なつきさんの目標は?

なつきさんは、ご自身がLGBTのため、同性パートナーとの法的な結婚と、その先の家庭づくりを現在の目標にされています。

ご存知のかたも多いと思いますが、日本では2018年時点でLGBTの方が合法的に婚姻関係を結ぶことはできません。

従って、日本では渋谷区が認めている「パートナーシップ証明書」や世田谷区が発行している「パートナーシップ宣誓書」の受領書を以てパートナーシップを公にすることしかできないようです。

なつきさんは、法的に婚姻関係を結んだ上で家庭を作っていきたいという気持ちから、法的に婚姻関係が結べる国への移住を検討しており、その手段としてUSCPAについてご相談いただきました!

(参考)日本の同性婚

前述の通り、日本では同性婚は法律で認められてはいません。

しかし、市区町村の条例として、同性のパートナーシップを認める行政地区が生まれています。

先駆けとなったのは東京都渋谷区は2015年11月に自治体として全国で初めて、同性カップルを結婚に相当する関係と認める「パートナーシップ証明書」の発行を始めました。

また、世田谷区でもパートナーシップ宣誓書の受領を行っています。

渋谷区パートナーシップ証明書

同性パートナーシップ宣誓について

こうした証明を得ることによって、病院の面会や、不動産入居に関わるトラブルが起こらなくなっているようです。

また会社でも家族手当の受け取りや、保険受け取り人の指定などができるようになり、大手通信会社での家族割も適用されるようになるなど、受け口も広がってきているようですね。

日本での同性婚の許容は、世界の中ではまだまだ遅れていると言われていますが、こういった取り組みをきっかけに、少しでもひらけた多様性の認められる社会が醸成されたら良いなと思います!

(参考)世界の同性婚

一方で、世界の同性婚事情はどうでしょうか?

2018年1月時点で、同性婚および登録パートナーシップなど同性カップルの権利を保障する制度を持つ国・地域は世界中の約20%の国・地域に渡っているそうです。

  国名 法律施行日
1 オランダ 2001年4月1日
2 ベルギー 2003年6月1日
3 スペイン 2005年7月3日
4 カナダ 2005年7月20日
5 南アフリカ 2006年11月30日
6 ノルウェー 2009年1月1日
7 スウェーデン 2009年5月1日
8 ポルトガル 2010年6月5日
9 アイスランド 2010年6月27日
10 アルゼンチン 2010年7月22日
11 デンマーク 2012年6月15日
12 ブラジル 2013年5月16日
13 フランス 2013年5月18日
14 ウルグアイ 2013年8月5日
15 ニュージーランド 2013年8月19日
16 英国(北アイルランドを除く) 2014年3月29日
17 ルクセンブルク 2015年1月1日
18 米国 2015年6月26日
19 アイルランド 2015年11月16日
20 コロンビア 2016年4月28日
21 フィンランド 2017年3月1日
22 マルタ 2017年9月1日
23 ドイツ 2017年10月1日
24 オーストラリア 2017年12月9日
  オーストリア 2019年1月までに
  台湾 2019年5月までに

出典:世界の同性婚(EMA日本)

こちらのリストが同性婚が法律で認められている国のようですが、欧米では認められる傾向が多い一方で、アジアでは台湾がこれから認められることになっている程度で、アジア人が同性婚を求めることのハードルの高さが伺えます。

なつきさんは、このリストの中でご自身が移住できる可能性の高い国に移ることを考えていらっしゃるということですね。

よろにくのアドバイス

なつきさんのお話を伺って、よろにくがアドバイスさせて頂いたのは次のようなポイントでした!

USCPAにこだわる必要はないのでは?

今回ご相談をいただいた背景として、海外移住をしたときに、その職探しのツテとなりうるUSCPA資格の取得に興味があるということでした。

よろにくも、その前提でお話を伺っていたのですが、よくよくお話を伺うと、なつきさんの当面の目標はあくまで同性婚が法的に認められている国に移住して、そこでパートナーを見つけて生活していくということだとわかりました。

USCPAは他の国の公認会計士制度との相互承認制度があり、USCPAのライセンスを保有し、一定の条件をクリアすることで、一定の国での公認会計士資格へトランスファーをすることができます。

現時点では、オーストラリア・カナダ・アイルランド・ニュージーランド・メキシコの5カ国が対象となっているようです。

会計士資格の相互承認制度

なつきさんの目的を考えると、メキシコを除いた4カ国+アメリカの5カ国が移住先の対象として考えられることになります。

もちろんUSCPAを数年かけて取得することには大きな意味があると思いますが、なつきさんにとっては、まずは移住先となる国が26カ国もある中で、5つに絞ってしまうのはリスクなのではないかなと思いました。

本当ならばUSCPAを取らなくても移住できるかもしれなかった国が21カ国もあります。

  • USCPAを取ることによって、21カ国が検討先から外れてしまう可能性があること
  • 21カ国を選んだ場合、資格を取るための時間がそのままロスになってしまうこと

それならばいっそ手段は問わず先に海外に出てしまったほうが良いのではないかなと思いました。

まずはその国に行ってみることが大事!

なつきさんにとっては、まだ海外生活は未知の体験であり、その国が肌に合うのかどうかも分からないというリスクがあるようでした。

まずはなつきさんご自身が海外に出てみて、海外生活が合うのか、その国の文化が好きになれるか、良いパートナーと巡り会えるかというところからチャレンジしても良いのかなと思いました。

海外生活を始める手段としては、いくつか方法があります。

  • 留学
  • ワーキングホリデー
  • 長期旅行(観光ビザのギリギリまで滞在)

いずれもご自身の金銭的な負担がかかるものですので、それなりの経済的な準備は必要になります。

しかし、海外就職はよろにく自身の経験も含めて時間がかかるものですし、ターゲットとなる国を決めて活動しないといけないので、まずは気軽に海外に出てみることがオススメかなと思っています。

ワーキングホリデーのススメ

その中でも、よろにくがなつきさんにオススメさせていただいたのはワーキングホリデーで海外生活をスタートしてみることです。

なつきさんは幸運にもまだワーキングホリデーに参加することのできる年齢でしたので、チャンスがあるうちに行動してみる!ということを繰り返しお伝えさせていただきました。

よろにく自身がワーホリ経験者ではないため、具体的なアドバイスを差し上げることはできなかったのですが、なつきさん自身もワーホリは今まで選択肢の中になかったということで、いいきっかけ作りになっていたらいいなあと振り返っています。

最後に

今回の一時帰国中には、お二人の読者の方にお会いできて、お二人それぞれの真剣な人生相談を伺う機会を頂けたことは、とても有り難い経験でした。

こんな零細ブログに勇気を持ってご連絡いただいたこと、とても感謝しています!

まだまだ大した人生経験もしていないよろにくですが、自分なりに経験してきたことが皆さんのなにかのヒントになれば良いなと思ってこのブログを書いています。

また次の帰国の際にも、こういった機会が持てたら嬉しいなと思います。

なつきさんの移住活動の成功と、これから明るく楽しい家庭を作っていけることを応援しています!

ではでは~!

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