こんにちは!アメリカ移住を目指すUSCPAのよろにくです!
これまでの法務局登記編、税務署届出編に続き、今回は社会保険の届出について、よろにくの経験ベースで注意したいポイントをお知らせします。
今回の申請事項は、健康保険と年金保険の手続きです!
年金事務所届出書類を準備する
本店所在地を管轄する年金事務所に提出する書類はこんなものがあります!
- 健康保険・厚生年金保険 新規適用届
- 健康保険・厚生年金保険 被保険者資格取得届
- 登記簿謄本の原本
- 法人番号の確認書
ここで注意すべき点は、年金事務所宛には「登記簿謄本の原本」が必要だという点です。
法務局で取得してきた原本を同封しましょう。
健康保険・厚生年金保険 新規適用届
この書類は、新設法人が健康保険組合と厚生年金基金に加入するための届出です。
フォーマットは年金事務所のウェブサイトからダウンロードしましょう。
記入時によろにくが気になったポイントは以下の通りです!
- イ)事業の種類:別途リストから該当の事業を選択します。(ここから事業所業態分類票を参照しましょう)
- ⑥〜⑨、ウ:これまで同様に登記情報を記入しましょう
- ⑩事業主氏名:印鑑は会社実印です
- ⑭事業主代理人:「無」
- ㉒個人法人区分:「法人」
- ㉓番号等区分:「法人番号」
- ㉔番号:登記簿謄本に記載の会社番号
- ㉕本支店区分:「本店」
- ㉖内外国区分:「内国法人」
- キ)給与形態:「月給」(自分の支払形態を選択)
- ケ)給与計算の締切日:「末日」(自分の締日を記入)
- コ)給与支払日:「翌月末日」(自分の支払日を記入)
- サ:一人会社の場合は保険に加入する従業員数は「1」
- シ)事務所の所在地略図:Google Map見ながらフリーハンド
いくつか項目をスキップしていますが、それらはすべて空欄のまま提出しています。
個人の状況により、記載内容が異なる場合もあるかもしれませんので、よく確認してくださいね!
健康保険・厚生年金保険 被保険者資格取得届
この書類は、保険に加入する人(つまりよろにく自身)の申込書です。
就職したら勝手に保険証が届くのと同じように、手続きは会社側がやるのですね。
もし複数人で起業する場合や、既に社員がいらっしゃる場合には一緒に登録することができます。
フォーマットは年金事務所のウェブサイトからダウンロードしましょう。
記入時によろにくが気になったポイントは以下の通りです!
- ①〜⑤:個人情報を記入
- ⑥:種別は、通常1番か2番ですが、区分けは以下の通り
男性 | 女性 | 坑内/外員 | |
厚生年金加入なし | 1 | 2 | 3 |
厚生年金加入あり | 5 | 6 | 7 |
- ⑦:取得区分は厚生年金に入っていたことがあるかどうかで決まります。サラリーマン経験者は2、個人事業主や学生から起業された方は1です
初めて厚生年金保険の船員以外の被保険者となったとき | 新1 |
厚生年金保険の船員以外の被保険者であったことがあるとき | 再2 |
共済組合から公庫等へ出向した職員であるとき | 共3 |
船員任意継続被保険者であるとき | 船4 |
- ⑧:自分の年金手帳に書いてある基礎年金番号
- ⑩⑪:個人情報を記入
- ⑮:会社の設立日
- ㋑ :役員報酬として設定した金額
- ㋔:個人情報を記入
- 左下の事務所情報欄:会社情報を記載し、会社実印を押印
以上です!上記以外の欄はすべて空欄にしています。
あと、登記する時に所在地にビル名等を記載しない方が多いと思いますが、年金事務所は郵送物があるので、「きちんとビル名までしっかり記載」した方が良いです。
よろにくは年金事務所に電話して、登記住所と異なる住所(ビル名付き)でも良いか確認し、OKのお返事を頂きました!
本店所在地を管轄する年金事務所に提出する
以上で年金事務所に提出する書類の作成は終わりです!
これまでに色々用意してきた書類に比べたら、もう慣れっこになっていますよね笑!
事務所を管轄する年金事務所に持参するか、郵送で提出することができます。
参考までに、よろにくは郵送で提出しましたよ!
個人の国民健康保険からの脱退手続きを行う
さて、これで健康保険・厚生年金保険への加入手続きは完了したわけですが、フリーランスの皆さんはこれまで国民健康保険に加入していたと思いますので、この脱退手続きがあわせて必要になります。
実は、よろにくは新しい保険証が手元に届いてはじめて、今の保険証をどうしたら良いのかというところに気づきました汗!
本来であれば、会社の設立日を持って国民健康保険から脱退となるため、その事実が発生した後、速やかに国民健康保険の発行元に脱退の届出をする必要があります。
よろにくは一ヶ月近く放置した後に慌てて連絡しました。
長いこと放置してしまうと、国民健康保険料の過払いなどが起こり、トラブルのもととなりますので、皆さんはよろにくの失敗を糧に、スムーズな手続きをして頂けたらこれ幸いです(^^)
なお、脱退手続きの方法や、必要書類については、各自治体のウェブサイトや窓口にてご確認ください!
それではまた!