アメリカ移住のための就活いろは – ビザ編(E1ビザ)

こんにちは、新米ニューヨーク移住者のよろにくです!

このブログは、よろにく自身経験を元に、アメリカ移住を目指す方のハードルを下げて、新しいチャレンジやステップに踏み出す一歩を応援するブログです

前回のポストでは、いろはビザ編として、H1-Bビザのいろはをご紹介しました!

今日はE1ビザについてのいろはをご紹介します!

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アメリカで働くために必要なもの

もうこれは一言、「ビザ」に尽きます。

アメリカ移住を知ることは、ビザの仕組みを知ることと同義だとよろにくは思っています。

ビザの種類によって、どんな働き方ができるのか、どのくらいの期間滞在できるのか、など要件が変わってくるので、まずはそこを押さえましょう!

アメリカの就労ビザの種類

就労ビザと一言に言っても、種類が色々あります。

Eビザ、Lビザ、H1-Bビザなどです。

専門的なことは、ネット調べると日本語でも弁護士事務所のウェブサイトなどで専門用語たっぷりに詳しく書いてあります(笑)ので、そちらを参照してください。

よろにくは素人目線で、移住を考えている方のいろはとなるレベルの情報をお伝えしたいと思います。

今日はその中でも、よりハイレベルなスキルセットを持ったマネジメントレベルの方、アメリカに投資をすることで移住を目指している方か目指しやすい、Eビザについてご紹介します!

Eビザとは?

Eビザは、E1ビザとE2ビザという2つの種類があります。

ビザの発行条件によってそれぞれ、E1は貿易ビザ、E2は投資家ビザと呼ばれています。

このビザもH1-Bビザと同様に企業のサポートがあって初めて申請できるサポートですが、要件がだいぶ違いますのできちんと知って自分にあったビザを探しましょう!

E1ビザの基本スペック

さらっと基本情報をおさえましょう!

  • ビザの期間:5年更新、無期限延長可能
  • 転職の可否:会社に紐づくため不可
  • グリーンカードへの切替:可能だが難易度高め
  • 配偶者の就労:可能
  • 非日系企業への就職:不可

E1ビザの申請条件

E1ビザは「貿易ビザ」という名前がついています。

アメリカという国がなぜ「貿易」をする人にビザを出したいと思うのでしょうか?

それは、海外でアメリカの会社と貿易をたくさんする人は、アメリカの企業や経済にたくさんお金を落としてくれる人だからですね。

アメリカは資本主義で成り立っている国ですので、アメリカにたくさんお金を落としてくれる人を優先しています。

この前提を忘れずにいると、ビザの条件もよく分かると思います!

アメリカとの取引でおおよそ年商2億円!

アメリカにとっては、ちゃんと貿易ビジネスでそれなりの規模やっててくれないと、わざわざビザを出したくないわけです。

したがって、ビジネスの規模で足切りをしています。

年商2億円と書きましたが、この金額感は目安だと言われています。

決まった金額で明記されておらず、判断の余地を作っているのも、根本には継続したビジネスを作っている外国人に来てほしい、と思っているからなんだとよろにくは考えています。

経営者の方でE1ビザの取得を考えている方は、この取引額のハードルを一つ越えることがアメリカ進出の目安となります。

また転職先からE1ビザを出してもらうことを視野に入れて転職活動をされている方の場合、就職先がビザ発行の条件を満たすビジネスをすでにしているor達成できる見込みがあることをよく確認しましょう。

取引の種類は、有形でも無形でも大丈夫です。

いわゆる輸出入の貿易でもOKですし、例えばサービスの例で言うと、観光業、コンサルティング、広告業、会計事務所、エンジニアリングなどがサービス取引にあたります。

法人の国籍が日本であること

ここで言う「法人の国籍が日本である」とはなんでしょうか?

日本で登記をしている会社?日本人が経営している会社?など定義の仕方はいくつか思いつきそうです。

ここでいう「日本法人」の定義はこちらです。

  • 法人の持分の過半数以上が日本人/法人であること
  • 日本人とは、日本に国籍がある人(米国籍を持っている人、グリーンカードを持っている人はNG)

ここで注目したいのは、法人の株主に米国籍の人やグリーンカードを持っている人が半分以上入ってしまうと、日本国籍の法人だとみなされなくなってしまう点です!

いわゆる日本の大企業に就職してE1ビザを目指す方は、「外資系企業」の会社からこのビザを受けることはできませんので、転職先にはご注意ください!

自分で起業して日米間の取引を作ってビザを取得したい!と気合いの入った目標を立てている方は、例えばビジネスの便宜上アメリカにパートナーがいた方がビジネスが進めやすく、その人がアメリカ人やグリーンカードを持った日本人だとします。

その人と50%ずつの持分によって共同で起業した場合、この起業は「日本の国籍を持たない」ということになってしまいます。

よろにく自身も日本で合同会社を設立していますが、その目的はこのE1ビザをこの会社で取得しようと目論んでいたからなんですね。

日本からアメリカ相手のビジネスをしようと思うと、現地にパートナーが欲しくなるので、パートナーと起業するパターンも検討しましたが、この理由で辞めました。

アメリカで起業することを考えている方の参考になれば、というポイントでした!

ビザ申請者は法人の管理職、役員クラスであること

ビザ申請者は、申請する法人のマネジメントクラスとして現地会社の経営を遂行する役割であることが必要です。

これはビザを申請をする書類で、

  • どんなポジションで駐在するのか
  • なぜこの人が適任なのか
  • 給与額、組織、ビジネスの適正、経歴

などなど、色々な項目でチェックされた上でビザが発行されます。

弁護士に依頼してこのあたりの書類を作成していくことになります

カンタンに出したら終わり!っていう性質のものではないので、ご注意くださいませ!

E1ホルダーのキャリアプラン

E1ビザは、アメリカと一定額以上の取引のある日本法人のマネジメントレベルに対して発行されるビザですので、基本的には駐在員として見なされます。

しかし、ご紹介の通り、このビザは更新に期限がありませんので、同じ法人で働き続ける限りは半永住的にアメリカで過ごすことができます。

いわゆる日系企業で働いている方は、人事異動などで帰任になるリスクがありますので、この半永住は約束されたものにはならないですよね。

帰任が嫌だからと転職しようとしても、その時に持っているE1ビザはなんの役にも立ちません。

白紙からの再スタートになってしまう点は覚えておいてくださいね

自分の意思でアメリカに残りたい、住む場所は自分で決めたい、と思っている方は、自分で起業してビジネスを作り、自分で自分のビザをコントロールできる立場になっていると、人生の自由を自分で決めやすくなります!

以上、E1ビザのご紹介でした!

ではでは!

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